
前回の記事では、試合後の出来事についてお話ししました。
試合に1度出るだけで、周囲の対応はガラッと変わるんですね...
かなり驚きました。
今回の記事では、試合翌日以降についての出来事と、怪我によって生じた弊害についてお話ししていきます。
では、ここから本編に入ります。
試合翌日
試合翌日、案の定肩の痛みは治っていませんでした。
夏休みだった事もあり、寝起きから部活が始まるまでは特に問題なく過ごせていましたが、いざ肩のストレッチをしてみるといつも通りの痛みが走りました。
「またこの痛みか。」
痛みというのは不思議なもので、4ヶ月以上同じ感覚が続いても「慣れ」たりは一切しません。
痛いものはいつまで経っても痛いのです。
その後も数日同じ痛みが続き、私は肩の痛みが生じた事を監督に正直に伝えました。
その時の監督の表情は今でも覚えています。
呆れているような、にやけているような、嘲笑うかのような声で監督は、「またか。まぁゆっくり治せや〜」と一言私に声をかけ、足早にグラウンドに向かって行きました。
このような表現をしている事からも、私はどうも未だに「怪我をしたのは監督のせいだ」と心の中で決めつけているのかもしれません。
しかし、監督に全ての責任を擦りつけ自己責任から逃げている内は、いつまで経っても過去を克服する事はできません。
「自己責任だったと認める事」が、イップスを克服する上では非常に重要なのかもしれません...
怪我による弊害
肩の怪我により生じた生活上の弊害はそこまで多くありません。
ただ、日常生活でも右肩に負担がかからないようにする事を極度に意識していました。
そのせいか、シャンプーをするにしても、ご飯を食べるにしても、勉強をするにしても、寝るにしても、全ての行動で常に右肩を意識するようになっていました。
これがイップスの直接的な原因になったかは分かりませんが、野球以外でも右肩を過度に意識する癖が身に付いてしまったのはかなりまずかったかもしれません....
最後に
感覚というのは一度身体に染み付いてしまうとなかなか抜けないもので、嫌でも引き離す事ができません。
その苦しみを知っているからこそ、同じ経験に陥ってしまう方を少しでも減らしたい。
それが私の本心です。
イップスは精神的な病気なので、周囲の支援が必要不可欠なのです...
少しでもイップスに対する理解が深まって頂けると幸いです。
次回の記事では、この続きのお話をしていきます。
お楽しみに。
では、本記事はここまでにします。
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